☆選択肢がこれでいいのか? 今朝の新聞に載っていた共同通信の参院選立候補者アンケート、ご覧になった方も多いと思います。私が「おやっ?」と思ったのは、「参院選後に最優先で取り組むべき課題は何だとお考えですか」の選択肢です。少し長くなりますがそ…
☆思いがけずも国会へ 昨日、衆議院法務委員会に参考人として呼ばれ、意見陳述をしてきました。労組役員としての現役を退いて半年余り、まさかまた国会で意見を述べる機会が巡ってこようとは思いませんでした。 これにはわけがあります。今国会で審議対象にな…
☆噴飯ものの朝日の報道 こういうことに時間を取られること自体にまた怒りがふつふつと湧いてくるのですが、触れないわけにいきません。21日(金)のデジタルから流されている朝日新聞の報道です。「連合、参院選は支援政党を明示せず…」との見出しのもとに、…
☆自分たちの「ストーリー」に合わないものは伝えない姿勢 1月5日の連合の新年交歓会は久々に総理が出席したということもあって、全ての全国紙がその模様を報じていました。しかし主催者代表の芳野会長が挨拶で何を言っていたのかはほとんど取り上げられてい…
「賃上げ税制」をめぐる報道の論調は、「これだけでは賃上げは難しい」とするものが多く見られます。もっともらしい表現ですが本当にそんな言い方でいいのでしょうか?「賃上げ税制」はそもそも日本の賃上げにプラスになるのでしょうか? ☆効果がなくても政…
☆小室眞子さんのワンフレーズ 「誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、いわれのない物語となって広がっていくことに恐怖心を覚えるとともに、辛く悲しい思いをいたしました」 小室眞子さんが、彼女自身の新しい立場を獲得された…
☆Wで侮辱された? 一昨年の7月にこのブログで「ツイッターの光と影」というタイトルのものを出した際にも言っていたことなのですが、どこの誰か全くわからない人から悪口や罵詈雑言をいただくのはなかなか辛いものです。つい先日、ツイッターのアカウントの…
久々にブログを更新します。 実に5か月ぶりで、その前は1年2か月あいていたので、1年7ヶ月で一回しか更新していなかったというわけです。言ってみれば使用料垂れ流しだったわけで、もったいないことをしていました。 今月の6日に連合の会長を退任する前は時…
☆それを言っちゃあおしまいだよ、なのですが… はっきり申し上げて、私はこの数年間、メディア不信・政治不信をどう乗り越えていくかに呻吟し続けているといっても過言ではありません。 メディア不信はともかく、「政治不信」などとは本来私の立場から申し上…
☆普段からの備えがないと直撃を受ける 新型コロナウィルスの感染拡大は今、命と健康のみならず、雇用と生活、そして経済そのものの失速という広範な影響をわが国にもたらしています。冷静な判断と、迅速にして適切な対応が求められています。 連合と関係組織…
☆交渉期間はあっという間に過ぎていく 連合の春季生活闘争、世の中のいわゆる「春闘」の本番が始まっています。続々と要求が提出され団体交渉がスタート。連合も構成組織(産別)も、方針は掲げますが実際の交渉を展開するのは単組であり、企業別の労使関係…
☆有権者の目線は? 立憲民主党と国民民主党との間でのいわゆる合流協議が、両党幹事長間での段階を終え、年をまたいで両党首に引き継がれることとなっています。それぞれの当事者や関係者が熱い気持ちでこの問題に関わってきていることは当然で、そのこと自…
☆見え方の変化は大事 前回に続いて新聞の見出しの問題を取り上げたいと思います。 報道など一々気にせず「鷹揚に構えとけ」という声もいただきましたが、春闘に関わる報道は、経営者を含めて多くの関係者が強い関心を持っていますから、私としても気にしない…
☆台風19号について 台風19号が日本列島に深い傷跡を残していきました。命を落とされた方々のご冥福を祈るとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。連合としても、構成組織・地方連合会とともにできること、やるべきことを連携・実施すべく、対策…
☆つぶやきは少ないが 「ツイッターの光と影」というタイトルで前回のブログを出してから、あっという間に一ヶ月半が立ってしまいました。短文での気の利いたつぶやきは、まだ不得手です。本業に費やす時間との関係で発信の頻度もままなりません。しかしそん…
☆罵詈雑言はつらいけど 思うところあって、2か月ほど前からツイッターに時間をさいています。 発信の頻度がそんなに多いわけではありませんが、さっそく様々な反応をいただいています。 聞いてはいましたが、罵詈雑言はネトウヨだけではないのですね。 「お…
☆痛恨の極み 参議院議員選挙が終わりました。様々な意味で残念な結果に終わったわけですが、私の立場からは、とりわけ構成組織の仲間が擁立した比例候補のうちのお二人が目的を達せなかったこと、そして連合奈良の西田一美さんも惜敗に終わってしまったこと…
☆大きな違いが目立たずに小さな違いが目立たせられる 連合はときどき「原発推進派」のレッテルを貼られます。全くの誤りです。連合はあの東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故という事態を受けて、およそ半年間の大議論の末に、「最終的には原子力エネ…
☆政治との関係ばかりで取り上げられるのはいささか心外なのですが… 時節柄、政治に関する報道が多くなっています。そういうなかで連合も何かと取りざたをされますが、私たちは基本的に、労働運動に日々のエネルギーを割いている存在なので、政治ばかりやって…
季節は初夏に入ったが「春闘」はまだ継続中である。連合の春季生活闘争の集計でもまだおよそ四分の一の仲間が交渉中である。マスコミの扱いはもうとっくに終ったモードであるが、実際にはまだまだ奮闘中なのだ。 報道ではもう一つ大事なことが伝わっていない…
週明けからまた解散風とやらが吹くのでしょう。しかしよく考えればおかしな話で、当たり前のように解散風が報道され、そしてそのあとから「大義」が模索される。 本来であればどうしても民意が問われなければならない問題が湧きおこり、やむにやまれず国会が…
☆デフレ下の春闘では初めての現象 4月5日金曜日夕刻、連合本部で今春闘の第三回集計内容(4月3日時点)が発表されました。 いつもこの時期、期待と懸念が交錯する回答集計なのですが、今回二つあった懸念は、一つは杞憂に終わり、一つはやっぱりか、とい…
☆第1回の連合賃上げ集計は前年同水準 15日金曜日夕刻、連合本部での記者会見で今春闘の第1回集計内容が発表されました。回答が報告された賃上げの加重平均は2.16%。そして、この2.16%は奇しくも昨年同時点と全く同じ数字となりました。 関心を持ってみて…
☆若者たちのきらめく個性 「ドマーニ展」をみてきました。 六本木の国立新美術館で開催されていたこの「ドマーニ・明日展」は、まさに明日に向かってさらなる期待がされている新進気鋭の芸術家たちの作品展示を毎年行っているものです。 学芸員の資格を持つ…
☆有権者の感覚と国会の状況 開会まもない通常国会、序盤は新年度予算の審議が中心となります。そしてわが国の予算審議では、いつもお定まりの事情のもとにお定まりの光景が繰り返されます。 お定まりその①・・・スキャンダラスな不祥事・未詳事が次々と出現…
☆学生たちからの反応 先週は山形大学、その前の週は埼玉大学、佐賀大学ということで、ここのところ相次いで大学で講義をする機会に恵まれました。連合は教育文化協会とともに全国の20の大学で寄付講座を開設しています。その他に私が理事長を兼務している全…
☆「官製春闘」からの脱却? 春闘に関する報道が盛んになる時期を迎えました。春闘が報道の対象になること自体は有難いことですが、そこに差し挟まれる論評には素直に喜べないものも多々あり、神経のとがる時期でもあります。 マスコミ報道によれば、今年は脱…
☆おせち番組だけではない年末年始 年末につくりだめされるいわゆる「おせち番組」が概して面白くない一方で、ドキュメンタリー等の特集番組が充実していることは大変ありがたいことです。最近のニュース報道は政府から流される官製情報やヨイショ的な伝え方…
☆真っ二つに割れたITUC世界大会 12月2日から7日まで、デンマーク・コペンハーゲンにおいて世界中の労働組合(ナショナルセンター)が集まり、国際労働組合総連合(ITUC)の世界大会が開催されました。 例によって日本のマスコミには全く報道されませんが、公…
☆中華民国全国総工会70周年 日本の報道ではほとんど扱われたことがありませんが、世界の労働組合はITUC(国際労働組合総連合)という世界組織で結ばれており、連合もその主要な構成組織の一つです。(実はこのITUCで今、侃侃諤諤の議論が進行しているのです…